とらドラ! 6 (6) (電撃文庫 た 20-9)

北村と会長の話。アニメ版では退屈な話だったんだけど、原作では熱かった。アニメ版では北村のキャラが確立してなかったからかなあと思ったんだけど、北村がグレた理由の違いが原因だった。原作だと、自分の世界観に関わる問題に悩むんだよね。結果としては同じなんだけど、袋小路に入って、悩んで悩んで、そしてグレてみた。そこの重みが違った。

とらドラ!って、自分のちっぽけな世界観を何回も思い知って、それでもできることをやるっていう話なので、ちょっともったいない感じがする。

アニメ版のスタッフはいろいろな制約の中で本当に見事なものを作り上げたと思うけど、やっぱり尺の短さがこういうところで効いてしまうんだね……。

驚いたのは、アニメ版でのタイガー対会長の描写が原作通りだったこと。読みながらあの熱い展開がよみがえったよ。それと、「罪悪感は、なくなった?」の場面は必見。原作ではその発言のあと、どこへ行って何をしたかが描写されている。

とらドラ! 6 (6) (電撃文庫 た 20-9)
著者:竹宮 ゆゆこ
販売元:アスキー・メディアワークス
発売日:2007-12-10
おすすめ度:4.0
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