俺は、あらたにすが結構良くできてると思った。始まる前は3社の記事をどうミックスするのか想像も付かなかったんだけど、新聞の枠組みをうまく落とし込んだなと。各社の最新のニュースをだらりと並べるだけではなかったね。

単に混ぜるだけだと、はてブとかのソーシャルブックマークに勝てないし、トピック単位というのもYahoo!ニュースという強敵がいる。そこで、あらたにすは当日の一面を並べるという方法を取った。他のサービスでは情報がどんどん流れてしまうけど、あらたにすならいったん落ち着くことができる。結構貴重じゃない?

もう1つ興味深いのは「トップページ」の再構築に成功しているという点。ソーシャルブックマークやYahoo!ニュースによって、「トップページ」の地位はかなり下がってしまっているんだけど、あらたにすのトップページは人力で情報が間引きされているようなので眺める気になる。

個人的には、ソーシャルブックマークやYahoo!ニュースは「とりあえず主要記事を押さえておく」のに向いていないと感じていた。ソーシャルブックマークは細部に入りすぎるし、Yahoo!ニュースでは重要な記事を見逃すことが多々ある。そういう状況では「とりあえず一面を押さえた」という感覚が得られそうなのはとても興味がある。

また、「各階層が浅い」というのもよく考えられているなと思った。書評をあの位置に置くセンスは見事だと感じる。

期待せずに見に行ったらとりあえずローカルのブックマークに登録しておこうかという気になった、というくらいのサービスではあると思う。

はっきり言ってしまえば、「あらたにす」は間違いなく失敗する。かつて共同通信と地方紙連合が立ち上げた47NEWSと同じくらい、過疎状態になる。なぜダメかと言うと、RSSに対応していないのも驚いたが、構成自体が新聞といったマスコミの論理から1ミリも抜け出せていない。

 マスコミの人間が決定的に理解できないネットの本質 ?朝日、日経、読売3社連合「あらたにす」を見ての感想? - anti-monosの新メディア論