B-CAS

もっともな話だし、そうなって欲しいんだけど、廃止の方向にきれいに進めるには放送業者にとっての金銭的なデメリットを見つける必要があるように思う。

ただし、B-CASの存在によってコンテンツデータの取り回しが不便になることによって、P2P上のデータや海賊版の価値が高まることを考えると、尊法意識の低下という形でコンテンツ提供者の不利益となる。もっとも、これらのデータはB-CASの存在の有無にかかわらず存在するので、だからどうしたという話でしかないかもしれない。

補償金

補償金は特定のジャンルのクリエーターが、しかも換金できるコンテンツを生み出せた場合にのみ得られるものだから、文化の発展には何ら寄与しない。Culture Firstと言うからには、換金しづらい活動をどう支えていくかという提案がセットになっているべきではないかと感じる。例えばつい30年前に放送された映像ですら、失われているものは少なくない。文化の研究家はCulture Firstというお題目にふさわしい扱いを受けているか。

作詞家や作曲家、実演家がお金の取り分を増やそうとする活動をすることは正当なものだけど、文化を旗印にするなら広い視野での相応の活動をして欲しい。ネット上の世論は大義の中身と実際の活動の差があることに厳しすぎるところはあるけど、これはそれ以前の問題じゃないかな。

B-CASや補償金などで「文化を守る」と声高に叫ばれるが、日本流のコンテンツを作り、さまざまな手段で販売していくことこそが、本当の「Culture First」に結びつくのではないか。

ITmedia +D LifeStyle:そうだ、「Culture First」だ (1/3)